<進研ゼミとは>
進研ゼミは、ベネッセコーポレーションが運営している、小学生・中学生・高校生へ向けた添削タイプの通信教育です。
学習塾と同様、小学生~高校生の学校以外での学習方法として知られている通信教育ですが、そもそも通信教育というのは、郵便や宅配便、情報通信などの手段を用いて行い教育を言います。現在、多くの通信教育業者が存在しており、それこそベネッセコーポレーションのような、小学生~高校生へ向けた通信教育もあれば、様々な資格取得を目的とした社会人向けの通信教育などもあり、その種類は数え切れないほどです。また、離島・山村など、家と家との距離が離れ過ぎているような遠隔地での教育手段として行う遠隔教育なども、この通信教育に属しているようです。通信教育というと、郵送で教材等が自宅などに送られるのが一般的ですが、インターネット環境が普及するに伴って、コンピューターネットワークへの移行も試みられており、時代と共に、その方法は進化・進歩しています。
ちなみに、通信教育の歴史は古く、江戸時代の国学者である賀茂真淵と、同じく江戸時代の国学者であり、また文献学者・医師でもある本居宣長が、松阪で直接対面して以降は、ずっと手紙のやり取りのみだけで師弟の関係を築き、学問の継承や発展に寄与したことが始まりだと言われています。もちろん、現在のような通信教育とは全く異なってはいますが、通信教育の一例として考えられているんですね。明治時代になると、東京専門学校(現在の早稲田大学)が、早稲田講義録を発行し、経済的な面で高等教育を受けることができない人々に活用され、更に大正時代末期には、日本女子大学校が、校内の女子大学講義発行所から、日本女子大学校通信教授、女子大学講義を発行しました。日本女子大学通信教授、女子大学講義を発行するにあたり、「わずか1年半で、家庭で女子大学卒業の学力を得ることができる」「学校で先生から学ぶ場合と変わりなく、判らないところは質問で答えます。毎日少しずつの時間を割いて勉強をすれば、わずか1年半という短い年月で、しかも最も安い学費で、家庭にいながら大学卒業と同等の学力を身に付けることができ、教養ある女性として立派に立つことができますよ。卒業者には卒業証書を授与します」といいうような宣伝文句を謳っていました。また、第二次世界大戦前は、中学講義録・電気講義録・囲碁講義録など、様々な講義録が発行され、中等・高等学校の教育の大衆化におおいに寄与したそうです。
今では、ベネッセコーポレーションの進研ゼミといえば知らない方はいないといっても過言ではない程有名ですよね。しかし、ベネッセコーポレーションが、まだ福武書店だった頃、1955年から学生へ向けた通信教育事業を5回企画し、その5回とも入会者が集まらずに失敗していたそうです。当時を知らない方は、これはちょっと意外ですよね。そしてようやく、1969年、高校生へ向けて開講された通信教育セミナは、ちょうどその頃、進学競争が過熱し始めていた時代だったのもあって、順調に会員数を伸ばしていったのだそうです。その後、1972年に中学生向けに通信教育セミナ・ジュニア、1980年に進研ゼミ小学講座、1988年に進研ゼミ幼児講座、1944年に進研ゼミおやこ講座…を年齢対象を広げてそれぞれ開講していき、現在では、通信教育業界での売上No1を誇っています。ちなみに、通信教育セミナは進研ゼミ高校講座、通信教育セミナ・ジュニアは進研ゼミ中学講座、進研ゼミ幼児講座はこどもちゃれんじ(ほっぷ・すてっぷ・じゃんぷ)、進研ゼミおやこ講座はこどもちゃれんじ・ぽけっと…と、現在の前身というべき存在です。
進研ゼミの特徴は、やはり通信教育システムであるという点です。毎月、自宅に郵便・宅配便などを利用して教材が郵送されるため、子供のペースに合わせて自宅で教材にある問題を解いていく…というのが、無理なく学習できるという点で大きな魅力だと思います。しかも、ただ問題を解いて自分で答え合わせをする…というものではなく、教材と共に同封されている返信用封筒へその解答用紙を入れて返送すると、赤ペン先生という添削を担当するスタッフがその解答用紙の採点を行い、間違いに対するアドバイスなどを赤色のペンで記入して、またその解答用紙が返ってくるんですね。それにより、子供は自分が解いた答えが正解か不正解か…が判るだけでなく、何故その問題を間違えたのか、どこが間違えやすいのか…なども同時に理解することができるのです。通信教育というと、答え合わせを自分自身で行ったり、または親が行う点だと思うのがほとんどですが、どうしてもそこに甘えが出てくると思うんですよね。間違えてしまった問題でも、答えを見ることで、なんとなく判って気になるのですが、その実は頭には全く入っておらず、同じ問題を再び間違えてしまったり…というのもよくあります。しかし、進研ゼミの場合は、間違えた部分を丁寧に判りやすく解説してくれますから、自分の間違えた部分に対する真剣度が違うんですよね。それに、テストと同じように、問題を解き、その答えが正解か不正解か…をすぐに確かめることはできませんから、問題に対する姿勢も真剣度が増すと思います。他の通信教育でも、解答用紙を送り、採点してもらってまた送り返してもらう…というシステムをとっているところもありますが、その先駆けとなったのは、やはり進研ゼミではないでしょうか。赤ペン先生という名前は、進研ゼミを利用している子も利用していない子も、みんな知っていたくらいですから。なお、進研ゼミには、到達度確認テストという教材もあり、これを解いて送ると、受講生に適した勉強方法のアドバイスや提案、または進学校を教えてもらうことができます。(進研ゼミ中学講座では、返信用封筒に入れて返送する方法以外にも、ファックスやパソコンを使用して、解答を返送する方法もあります。東大特講√T、京大特講√Kの場合は、ファックスのみの返送となっています)
この赤ペン先生は、先ほども触れましたが、会員から返ってきた解答用紙を採点し、間違えた部分などを中心に、解答用紙に直接書き込んで指導するスタッフのことを言います(進研ゼミ中学講座でパソコンを使って返送した場合は、パソコンで添削がされています)学年専任であり、進研ゼミ小学講座では、1年を通じた担任制となっているため、1年間同じスタッフが添削を行うようになっているんですね。赤ペン先生は、特に教員免許などの資格を有しているわけではないのですが、赤ペン先生になる条件として、4年生大学卒業程度の学力があり、赤ペン先生応募時に45歳程度まで…というものが設けられているそうです。
また、進研ゼミの大きな魅力として、努力賞の存在が挙げられると思います。この努力賞制度は、会員が与えられた課題を提出することで、ポイント(進研ゼミ小学講座の場合はシール)が与えられ、それぞれの数に応じた賞品がプレゼントされる…というシステムです。これは昔から存在する制度で、以前は提出シールプレゼント制度という名称であり、1993年度までは、金・銀・青のシールで統一されていましたが、現在は、進研ゼミ小学講座1年生~4年生は色分けのない金色のみのがんばりシール、進研ゼミ小学講座5年生・6年生と、進研ゼミ中学講座・進研ゼミ高校講座の会員はポイントが付与されます。学年や教科、または課題の種類によって付与されるポイント・シールの数は異なっており、また賞品の内容も異なっています。いわゆる、頑張ったご褒美…といった存在でしょうか。何かモノにつられて勉強させる…というのではありませんが、それでも頑張った分だけ、シールやポイントという目に見えるもので自分に返ってくるというのは、やりがいもありますし、それに嬉しいですよね。最初は、シールやポイント、賞品欲しさに勉強を始めたとしても、勉強することには変わりはありませんし、もちろん解答が間違えていれば添削されて返ってきますから、真剣に学習に取り組みますよね。そして次第に学習が習慣化し、自主的に勉強するようになる…となった会員も多く存在します。
そして、進研ゼミといったら、ダイレクトメールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。新学期開始前、夏休みなどの長期休暇前などに必ずといって良いほど、真剣ゼミからのダイレクトメールが届くと思います。ベネッセコーポレーションでは、ダイレクトメールのために年間255億円を費やしているそうですが、その多くが進研ゼミの入会案内に使用しているそうです(ちなみに、この年間255億円は日本企業では最高額をなっています)ダイレクトメールには、進研ゼミがどのような通信教育であるのか…を、判りやすく漫画で解説しているところです。進研ゼミを利用したことでどのような効果を得ることができるか、期待できるか…も含めて、もちろん毎回内容を変えて、各学年にあったものを送っているのです。この漫画を読みたくて開封している子供(もちろん親も)は多いと思いますよ。実際、ダイレクトメールの開封率はかなり高いのだそうです。ある意味、各季節の風物詩みたいなところもありますよね、進研ゼミのダイレクトメールは。実際に真剣ゼミを利用するかどうかは別として、まずはダイレクトメールを開封し、中身を読んでもらわないことには何も始まらないわけですから、漫画を利用したダイレクトメールというのは、非常に上手い戦略だな、と思います。現在、他の通信教育でも漫画を使ったダイレクトメールが存在しますが、その先駆けとなっているのも進研ゼミなんですよね。ちなみに、そのダイレクトメールの漫画では、様々な理由で成績が上がらず、勉強も判らない…という状況に陥っていることから始まり、そんななかで、身近な友達などが自分とは逆に成績を上げていき、それを不思議に思って訊いてみると「進研ゼミを始めたんだ!」と言われ、自分も親を説得して進研ゼミを始め、教材を進めていくことで勉強を理解し、成績が上がり、更に他の事(部活など)もうまくいく…というパターンが主となっています。もちろん登場人物や、置かれている状況は毎回違うものの、大抵がこのような展開なんですよね。判っていても、つい楽しみに読んでしまうのですけど。ただ、ダイレクトメールを送られる全ての家庭が好意的に見ているというわけではない、というのも事実はあります。
<進研ゼミ小学講座について>
進研ゼミ小学講座は、小学校1年生~6年生に向けたもので、チャレンジという名称が一般的となっています。テレビコマーシャルなどでも「チャレンジ○○年生!」という言葉が必ず出てきたこともあって、深く印象に残っている方も多いと思います。この進研ゼミ小学講座は、1980年に開講しました。毎月、教材(ドリルなど)と、学習内容に関連した付録が届くほか、有料でオプション教材として、もっと!挑戦シリーズ(1年生~4年生)・オプションドリル(5年生・6年生)・考える力/プラス講座(1年生~6年生)・かがく組(2年生~4年生)・作文/表現力講座(4年生~6年生)・作文表現力講座 公立中高一貫校受験対策コース(5年生・6年生)・クッキング★クラブ(3年生~6年生)を始め、各学年毎に様々な目的に合わせた教材などが用意されています。
現在、進研ゼミ小学講座は、全国の小学生の4人に1人(平成24年4月時点で公表されている国勢調査のデータ、そして小学講座1年生~6年生の受講者数に基づいて算出したもの)が受講していると言われています。進研ゼミ小学講座には様々な魅力があるのですが、代表的なものでは、授業がよくわかる・応用力が身に付く・確実に理解することができる・苦手を解消することができる・ヤル気を引き出してくれる…というのが挙げられると思います。
授業がよくわかるというのは、進研ゼミ小学講座で送られてくるメイン教材であるチャレンジは、国語・算数・理科・社会の4教科に対し、会員が通っている学校の教科書に合わせて、1学年最大540タイプのテキストが用意しています。学校の教科書というのは、学校ごとに使用している出版社等が異なっていますから、当然、進研ゼミ小学講座を利用している会員によって学校の授業内容が異なってくるわけです。進研ゼミ小学講座では、全ての会員が、学校の授業内容を中心として学習を進めていくことができるよう、使用している教科書の出版社ごとに内容を変えて教材を送ってくれます。2011年4月から、新学習指導が本格的に実施されましたが、この場合もきちんと教材には反映されていますから、学校での授業とのズレが生じることがないのです。学校での授業と平行して進めていくことができますから、毎日の予習や復習にも役立ちますし、会員の発達段階の思考の流れに沿って教材の内容も構成されていますから、徐々にステップを踏みながら学習に取り組むことができ、結果、スムーズに理解することが可能となるのですね。
応用力が身に付くというのは、進研ゼミ小学講座では、会員の学習到達度にあわせて選ぶことができるコース別教材というものを用意しているからです。時期や学年によって異なりますが、習熟度別に、切り口の違う問題、自分の考えを伝える問題…などに挑戦していくことで、自分自身の力で考えて、そして答えを引き出す、または導き出す力を伸ばすことが可能となります。現在用意されているのは、挑戦コースと標準コースの2種類なのですが、いずれも教科書とは異なった問題に取り組むことで、考えて答えを出す力を伸ばしていくことができます。挑戦コースでは、教科書を超えた読解問題・文章問題、そして中学入試レベルの問題まで取り組むことができるコースとなっており、標準コースでは、教科書レベルの問題が掲載され、基礎の定着をはかりながら、苦手な課題を解消し、応用力の土台を作り上げていくことができるコースです。
確実に理解することができるというのは、通信教育でありながら、赤ペン先生という担任制による個別指導を受けることができるため、確実に理解を高めていくことが可能となります。いわゆる赤ペン先生ですが、国語と算数のみ、その月の総仕上げとして赤ペン先生の問題に取り組み、その解答用紙を返送して、会員の理解度にあわせて添削指導を行ってくれます。ただ正解か不正解かを確認するだけでなく、教科ごとの学習内容や発達段階にあわせてた指導方法を理解したうえで、会員ごとに判りやすく丁寧に添削してくれますから、例え答えが間違ってしまったとしても、その赤ペン先生によって添削された内容を読むことで、解き方や、注意すべき点などを学ぶことができるのです。また、担任制ですから、毎月同じ赤ペン先生が添削を行うことになりますから、会員ごとの強み・弱みを把握することができますし、それを踏まえた上で的確なアドバイスを受けることも可能です。なお、赤ペン先生への解答用紙の返送は、小学5年生と6年生に限り、郵送だけでなく、ネット返却サービスの利用も可能となっています。ネット返却の場合は、およそ4日ほどで返却することができますので、問題を解いたという記憶がまだ新しいうちに解答やアドバイスを見直すことが可能となります。更に、答案用紙や問題を見直したすぐに、発展問題や復習問題が出題されることでより理解することができ、苦手を作らずに力を伸ばすことが可能となるのです。なお、郵送返却の場合は、およそ10日~14日ほどで再び自宅へ返送されます。
苦手を解消することができるというのは、進研ゼミ小学講座では、定期的に相対的な学力位置を把握することが可能な実力診断テストが実施されます。この実力診断テストは、夏休み前・冬休み前・春休み前…の合計3回が1年の間に実施されます。実力診断テスト実施といっても、どこかの会場へ行って、そこでテストを受けるというものではなく、実力診断テストも自宅で行うことができるんですね(1年生・2年生には、セルフチェック式の学力・学力スタイル診断&アドバイスが用意され、2年生3月号では、マークシート式の実力診断テストが届きます)いずれも長期休暇の前に行われますので、その結果を基として、長期休暇中の復習へと繋げることが可能となるのです。およそ1学年ごとに10万人が実力診断テストを受けるそうですが、1学年10万人規模のテストを受けることができるのが、この進研ゼミ小学講座のみです。実力診断テストの結果は、教科別に詳しく分析された成績表&学習アドバイスと共に届きますので保護者の方も、全国順位は当然のこと、現在住んでいる地域別での順位も算出されますので、自分の子供の到達度を客観的に知ることができます。小問単位の正誤に基づいて判定が出されますので、苦手な単元を浮き彫りにすることもでき、保護者だけでなく会員である子供が読んでも判りやすいアドバイスも掲載されています。また、その実力診断テストの結果に応じて個別復習ドリルが送られますので、実力診断テストによってあぶり出された苦手単元を確実に克服することが可能となりますよ。
そして、ヤル気を引き出してくれるというのは、進研ゼミ小学講座では、学習の基本中の基本である、自分自身で継続的に学習に取り組む姿勢の定着をサポートするような教材を多く用意しています。子供の関心や興味を引き出す仕組みや、発達段階に合った継続的に、学習に取り組むことができる仕掛けが用意されていますので、保護者に言われて仕方なく…というのではなく、自主的に机に向かう習慣を自然と身に付けることができるのです。例えば、一人であっても理解しやすいように、イラストや図解などを使っていたり、子供の思考に合わせて、理解→確認→演習…というステップを踏めるような教材の誌面構成になっていたり、考え方のヒントやアドバイスを適切なタイミングで掲載していたり…と、教材ながら、子供と二人三脚で学習を進めていくようになっているのです。赤ペン先生からは、ただ解答用紙の添削があるだけでなく、メッセージスペースを使ってコミュニケーションを図ることも可能となっています。問題の間違えた部分だけでなく、毎月の成長の様子や頑張り具合などを褒めてもくれますから、よりヤル気を引き出すことができるんですね。更に、教材と供に、学習習慣を身に付けさせてくれる付録(スケジュールカレンダーなど)や、計算や漢字などの繰り返し学習を楽しくできる付録、現在学習している単元にあった冊子やキット、または、もう一歩踏み込んだ内容を扱った付録などがあり、自主的に勉強をする気持ちを引き出してくれますよ。
進研ゼミ小学講座の受講費用は、学年によって異なっています。12月号から入会する場合は、小学1年生の場合は毎月払いで3,250円、6ヶ月分一括払いで17,580円、12ヶ月分一括払いで31,560円となっています。同様に、小学2年生の場合は毎月払いで3,250円、6ヶ月分一括払いで18,880円、12ヶ月分一括払いで37,160円、小学3年生の場合は毎月払いで3,950円、6ヶ月分一括払いで22,900円、12ヶ月分一括払いで45,160円、小学4年生の場合は毎月払いで4,730円、6ヶ月分一括払いで27,120円、12ヶ月分一括払いで53,920円、小学5年生の場合は毎月払いで5,060円、6ヶ月分一括払いで28,540円、12ヶ月分一括払いで56,120円、小学6年生の場合は毎月払いで3月号までは5,550円、4月号からは6,160円、6ヶ月分一括払いで31,140円、12ヶ月分一括払いで61,280円となっています(全て税込価格)
チャレンジタッチというタブレット学習も人気です。同じタブレット学習で人気のスマイルゼミと比較するとタブレットの出来に若干物足りなさを感じる部分はあります。スマイルゼミは口コミでもタブレットの評判がいいんです。
それでも、しまじろうのタブレット学習という点でみれば、子供にとっては本と紙での勉強よりタブレット学習の方が楽しいのは間違いないです。
一応勉強ですが、遊んでいる感覚で勉強できるのがタブレット学習の最大のメリットでしょう。
ですから、年齢が低ければ低いほどタブレット学習を始めるのはいいように思います。
<進研ゼミ中学生講座について>
進研ゼミ中学生講座は、中学1年生~中学3年生を対象としており、各学年ごとに、中一講座・中二講座・中三講座…の3種類が用意されています。この進研ゼミ中学生講座では、受験での志望校合格へのサポートを目的としており、テレビコマーシャルや広告などでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、my合格プランとして、教材やサービスを展開しています。
進研ゼミ中学生講座の特徴として、my合格プラン+個別学習サポート・新学習指導要領への対応・追加料金不要で全会員にWeb個別学習…などが挙げられます。
my合格プラン+個別学習サポートでは、学校の教科書の内容はもちろんのこと、得意な単元・苦手な単元、そして志望校のレベル、都道府県別の高校入試…など、会員に合った教材が必要な時に自宅に届くようになっています。魅力としては、実力を積み上げることが可能な3年間のレベル別コース制となっており、志望校への合格に無理なく力を付けることができる他、学校の新しい教科書に対して、教材もしっかり対応していますので、自宅でも授業の要点を素早く理解することが可能となっています。また、中学生になると勉強だけでなく部活にも力を入れることとなると思いますが、毎日の勉強をスムーズに進めていくことができるように、スケジュール作りもサポートしてくれます。他にも、苦手対策を行うことで確実に苦手を無くすことができたり、赤ペン先生の添削による丁寧で適切な解説、全国・都道府県レベルで定期的に実施される学力診断、定期テスト対策、都道府県入試を徹底分析した対策、都道府県ごとの最新入試情報の提供、高校別情報の提供…などがあります。そして、更にこれらに加えて、疑問をスピーディーに解消して勉強のヤル気を上げていく個別学習サポートとして、教科コーチに判らない部分について教えてもらうことができる教科書質問ひろば・苦手意識を持ちやすい単元をWebで授業を受けることができるライブ授業・毎月の勉強のやり方をアドバイスしてくれる合格ナビコーチが用意されています。
新学習指導要領への対応では、授業の重要な要点を分析し、効率良く理解して進めていけるような教材を開発しています。2012年度は、中学校の教科書のペース数は、前年の1.29倍となったのですが、もちろん学習量が増えた点に対しても、圧倒的な分析力で対応しています。この場合、新学習指導要領によってこれあでと異なってくるのは、授業・テスト・入試…の3点です。学校での授業の進め方も早くなりますから、人によってはすぐには理解ができず、躓いてしまうこともあるかと思います。しかし進研ゼミ中学生講座では、その速く進んでいく授業にも付いていけるよう、要点が判りやすく設計されていたり、例え進度にズレが生じたとしても、Web教材によってすぐに対応することが可能となっています。1学年で学ぶ勉強量が多くなった分、テストの範囲も当然広くなるわけですが、会員一人一人に合わせた個別対応により、当たる・解ける・忘れない…の定期テスト対策を行い、効率的に高い得点が取ることが可能となります。教育質問ひろばは24時間いつでも利用することができますから、進研ゼミ中学生講座では個別学習サポートも非常に充実していますよ。そして、入試問題も難しくなっていく傾向になりますが、思考力・判断力・表現力を伸ばしていくことで、徐々に志望校に合格できる力を身に付けていくことができますし、志望校レベルに合わせたレベル別コース制により、会員それぞれに適した入試対策を行うことが可能となります。
追加料金不要で全会員にWeb個別学習というのは、毎月届けられる教材だけでなく、Web学習をプラスさせることにより、会員全員が自分に合った内容で学習でき、疑問についても素早く解消することが可能となります。Web個別学習では、従来のテキスト(教材)の内容を中心とした学習に組み合わせて行う新たな講座で、苦手意識を持ちやすい問題や単元を、文字だけでなく、音声や動画を用いることで判りやすく解説してくれます。出されて解いた問題もその場で採点される他、不正解だった問題は記録されますので、後日まとめて取り組むことで苦手意識を取り払うことが可能となります。また、Web個別学習では、定期テストや入試対策に役立つコンテンツが他にも用意されており、自分専用のスケジュールを設定し、アドバイスをされながら計画的にテスト勉強を行うことができる定期テスト必勝Web、苦手とテスト範囲と出題率に合わせて、会員ごとに専用のリハーサル問題を取り組むことができるMy定期テストリハーサル問題などのコンテンツがありますよ。
また、進研ゼミ中学生講座では、公式サイト内の会員専用のコンテンツとして、全国の中学生から寄せられた100以上の質問とその解説を無料公開している中学生の質問や、その質問をおよそ1分ほどの動画で解説してくれる1分間動画、動画と音声を用いた判りやすい解説で、授業の要点などを理解・確認することができる学習動画、勉強に疲れたり、行き詰った時の息抜きとして用意されている中学講座のマンガ、ゲームをプレイしながら勉強に役立つ力を鍛えることが可能なゲームコンテンツ…なども用意されており、進研ゼミ中学生講座の会員ならば、全ての人が無料で利用できるようになっています。更に、ツイッターやmixiでは、中学生に役立つ情報を配信していますので、各SNSのIDを所有している方は是非利用してみて下さい(もちろん、今からIDを取得すれば、進研ゼミ中学生講座の役立つ情報を得ることができますよ)
なお、進研ゼミ中学生講座の受講費用は、学年によって異なっています。12月号から入会する場合は、中学1年生の場合は、毎月払いで月々6,160円、6ヶ月分一括払いで33,540円、12ヶ月分1活払いで63,000円となっています。同様に、中学2年生の場合は、毎月払いで月々6,160円、6ヶ月分一括払いで34,140円、12ヶ月分1活払いで64,920円。中学3年生の場合は、毎月払いで月々6,48円、卒業までの一括払いで23,560円(中学3年生12月号~3月号までの4ヶ月分)となっています(全て税込価格)
<進研ゼミ高校生講座について>
進研ゼミ高校生講座は、高校1年生~高校3年生を対象としており、高校1年生は高1講座、高校2年生は受験準備講座、高校3年制は大学受験講座…と、学年によって講座が分けられています。この進研ゼミ高校生講座では、毎月自宅に届く教材とサービスによって、目標設定・学習・成果確認・個別指導…といったトータル的な学習をサポートしてくれます。目標設定では、志望大学を決定できるように、進学情報や入試情報などの必要な情報を、必要なタイミングで提供してくれます。そして志望大学が決まった後は、学習計画の立案を全面的にサポートしてくれるのです。学習では、志望大学の合格に向け、合格のために必要な学力を積み上げてくれるよう、厳選した教材が毎月届くようになっています。高校1年生・2年生では、学校での授業をベースとしながら入試に向けた基礎を固めることができるような教材となっており、高校3年生では、志望大学合格に必要な基礎力と実戦力を身に付けていけるような教材となっています。成果確認では、定期的に学習成果をはかり、志望大学への合格に向けた現在の到達度を確認することが可能です。もし到達度が思ったより低かったとしても、今後の勉強で取り組むべき課題が明らかとなりますから、決して肩を落とす必要はないんですよね。客観的に自分自身の現在の学力を知るためには必要不可欠なことです。個別指導では、添削指導により、苦手単元克服のポイントを把握することができるほか、結果だけを重視するのではなく、解答に至るまでのプロセスまでを添削ではしっかりと確認しますから、指摘されたり、アドバイスを受けることで、徹底的に1つ1つの問題への理解を深めることが可能となります。
各学年ごとの教材の特徴を簡単に説明すると、高校1年生の高1講座では、高校別(一部の教科書や、特殊授業の進め方については対応していませんので注意して下さい)と志望大学レベル別の教材を使って、毎日の学校での授業の要点を確実に押さえていきながら、定期テストや模試の本番で、高得点を取れるような入試の基礎力を養成していきます。高校2年生の受験準備講座では、春~夏頃は、思考力を定着させるために、毎日の授業対策や定期テストへの対策はもちろんのことながら、問題を解く過程での基本的な考え方を身に付けていきます。そして秋~冬頃は、高校3年生4月の受験生になる前に身に付けておくべき重要知識や解答力の養成、そして志望大学の選択・決定のサポートを行ってくれます。高校3年制の大学受験講座では、春~夏頃は、入試力養成として、志望大学レベル別の9つの合格プランから、これまで学習してきた重要知識の抜け漏れている部分を補いながら、知識を運用することで応用問題にも対応することができる力を養成していきます。そして秋~冬頃は、実戦対策として、志望大学・群別の28の合格プランにより、会員一人一人、個別に実戦対策を行い、実際に入試で問われる解答力や応用力を完成させていきます。
この進研ゼミ高校生講座の受講費用は、学年によって異なっており、更に受講する教科の数によっても異なります。高校1年生の場合は受講できる科目は、英語・数学・国語・理科・地歴公民の5教科ですが、高校2年生と高校3年生の場合、受講できる科目は、英語・数学・国語・物理・化学・生物・日本史・世界史・地理・公民・小論文…と11教科になります。更に、高校1年生と高校2年生では、支払いに、毎月払い・6ヶ月分一括払い・12ヶ月分一括払いが用意されていますが、高校3年生の場合は、毎月払いと講座終了までの一括払いの2つが用意されています。会員によって、受ける教科の種類も数も異なりますので、詳しい受講費用を知りたい方は、進研ゼミ高校生講座の公式サイトへいき、受講費シミュレーションを試してみて下さい。
<進研ゼミの費用について>
進研ゼミでは、進研ゼミ小学講座・進研ゼミ中学講座・進研ゼミ高校講座によってかかる費用は異なっていますし、各学年ごとにも費用に差はあります。しかし、いずれの場合でも、進研ゼミでは、入会金は不要となっており、正に教材費用のみの料金を支払うだけで済むんですね(オプション教材などを購入する場合は、別途費用が必要となります)費用は、毎月払い・6ヶ月分一括払い・12ヶ月分一括払い…の3種類があり、まとめて支払えば支払うほど、払う料金はお得となっています。
入金方法には、クレジットカード払い・郵便口座からの口座自動引落し・銀行口座からの口座自動引落し・郵便振込(窓口振込)・コンビニエンスストア振込…が用意されています。それぞれにかかる手数料ですが、クレジットカード払いの場合は手数料無料、郵便口座からの口座自動引落しの場合は一律25円、銀行口座からの口座自動引落しの場合は一律65円、郵便振込(窓口振込)の場合は、一度の支払金額が29,999円以下の場合は110円、30,000円以上の場合は320円。コンビニエンスストア振込の場合は、一度の支払金額が31,499円以下の場合は95円、31,500円以上の場合は295円となっています。なお、クレジットカード払いの場合、利用できるカードは、JCB・VISA・MasterCard・AMEX・Diners、そしてベネッセカード(JCB・VISA・MasterCard)となっています。コンビニエンスストア振込の場合は、セブンイレブン・ローソン・FAIリーマート・サークルKサンクス・デイリーヤマザキ・ミニストップ・スリーエフ・セーブオン・ポプラ・ココストア・セイコーマート・コミュニティストアとなっています。
そして、初めて進研ゼミを利用する場合、1回目の支払いは、教材が届いてからとなっています。振込で支払う場合は、1回目の教材に専用の振込用紙が同封されていますので、教材が到着してから1週間以内に、選択した入金方法で支払いを行って下さい。毎月払いの場合は、それ以降も、毎月届く教材に1回分(1ヶ月分)ごとの振込用紙が同封されています。クレジットカードで支払う場合は、各カード会社からの引落としとなっています(引落し日は、カード会社によって異なっています)
<進研ゼミの入会方法について>
進研ゼミの各講座へ入会したい場合は、進研ゼミ小学講座・進研ゼミ中学講座・進研ゼミ高校講座…の各講座での公式サイトに用意されている入会フォームからのWeb入会と、電話をかけて入会する方法、そして自宅に届いたダイレクトメールや、請求した資料に添付されている専用ハガキによる方法…の3種類が用意されています。各公式サイトに用意されている入会フォームから入会する場合は、必ず保護者が本人に代って手続きを行って下さい。
Web入会の場合、入会フォームは24時間受付ていますが、22時送信完了分までが当日扱いとなっていますので注意して下さい。入会フォームには、利用したい講座の選択(学年を選択)する他、教材の届日の確認と、英語・数学・国語の掲載単元を確認した後、教材の選択を行います(学年によって異なります)そして、有料オプション教材などを選択する場合は、ここで選択して下さい(不要の場合は選択不要)その後、受講者情報として、子供の名前・生年月日・性別・通学校の選択(実際に通っている学校名を選択します)・保護者の名前・住所・電話番号・メールアドレスを入力し、後は、受講費用の支払い方法などを選択して、送信します。電話をかけて入会する場合は、午前10時~午後9時の間に連絡をしてく下さい(日曜日・祝日・年末年始を除く)フリーダイヤルですので、通話料無料で利用することができますが、一部のIP電話の場合は別の電話番号にかけなければならず、この場合は通話料が発生しますので注意して下さい。専用ハガキを使用して入会する場合は、必要事項を記入した上で、ポストに投函して下さい(専用ハガキの場合は、切手は不要となっています)
Webと電話によって申込んだ場合は、進研ゼミ受付後、およそ3日ほどで教材が届きます。専用ハガキで申込んだ場合は、進研ゼミ受付後、およそ1週間ほどで教材が届きます(ただし、申込開始月の前月上旬までに申込んだ方は、3日前後では教材を届けることができない場合がありますので、あらかじめ了承下さい。また、住んでいる地域や配送事情によっても、3日前後で届けることができない場合があります)受講費の支払いは、教材が届いてからとなっていますので、教材が到着して7日以内に必ず受講費を、選択した方法で支払って下さい(クレジットカードでの支払い方法を選択した場合は、手続きなどは不要となります)
進研ゼミでは、1ヶ月のみの申込みは不可となっています。少なくとも2ヶ月分からの申込みとなっていますので注意して下さい。「試しに進研ゼミを利用していようかな…」という方は、最短2ヶ月の受講でも可能です。実際に受講していなければならない部分も多くありますし、お子さんとの相性が良いか悪いか…も受講していないことには判りませんから、2ヶ月の受講というのは、試しているにはちょうど良い期間ではないかな、と思います。ただし、2ヶ月で退会するかもしれない…という方の場合は、受講費の支払いは毎月支払いのみとなっていますので注意して下さい。また、退会する場合は、必ず連絡しなければ退会することはできません。自分自身が2ヶ月で退会する予定でいても、その旨を報告しないことには、翌月にも教材が届いてしまいます。退会する場合は、前月の1日までに連絡する必要がありますので、忘れずに連絡をして下さいね。
なお、資料請求も無料で行っていますので、進研ゼミが気になる方は、是非請求してみて下さい(資料請求は無料)進研ゼミがどのような通信教育であるかを丁寧に紹介した資料と共に、各講座ともお試し教材や問題集も一緒に送られてきますので、実際にお子さんが進研ゼミの問題を解いてみることができます。各講座の公式サイトに、それぞれ資料請求のための申込フォームが設置されていますので、必要事項を入力して送信して下さい(電話などでも、資料を請求することが可能です)無料で、どのような風に勉強を進めていくのか…などを簡単ではあるものの、確認し、実際に問題を解いてみることができるのは嬉しいですよね。また、資料請求を行ったことで、入会についての勧誘があるのでは?と気になる方も多いかと思います。確かに、資料請求し、そして自宅に資料が届いた後で、進研ゼミから電話で確認や、お子さんの反応についての連絡はあるかもしれません。しかし、まだ正式に入会するつもりがないのであれば、その旨をしっかりと伝えることで、しつこい勧誘は行いませんし、それ以降の電話もないと多いますので、基本的にその点は安心できるのではないかな、と思います。
[…] また、こどもちゃれんじや進研ゼミを運営していることでも名を馳せている株式会社ベネッセコーポレーションは、通信教育や出版などの事業を主に行っている企業です。1955年1月に、株式会社福武書店として設立し、生徒手帳の制作を中心とした事業を行っていたそうです。かつては、海燕や福武文庫などの文芸誌を出し、文芸・人文の出版なども活発に行っていましたが、1990年代後半までに全面撤廃し、現在は、教育・語学・生活・福祉の分野を主として事業を展開しています。たまちゃん・ひよちゃん…の、アランジアロンゾ(aranziaronzo)が手掛けた可愛いキャラクターでも知られている、妊娠・出産・育児の子育て情報誌であるたまごクラブ・ひよこクラブも、このベネッセコーポレーションが出版している雑誌なんですよね。他にも、生活マガジンのサンキュ!、愛犬・愛猫との暮らしの情報が多く掲載されているいぬのきもち・ねこのきもちなどの情報誌も出版しています。また、現在のベネッセコーポレーションのメイン事業となっている通信教育事業については、乳幼児向けの通信教材であるこどもちゃれんじの他、小学生向けの進研ゼミ小学講座・中学生向けの進研ゼミ中学講座・高校生向けの進研ゼミ高校講座や、難関私立中高一貫講座・東大特講・京大特講などを扱っています。 […]